今回はGoogle Cloud Platform(以下GCPと記載)とDialogflowとの関係についてです。非常に短い記事になります。
GCPは使い勝手が良く、最初の1年間に使える$300分の無料クーポンがもらえるなど、私はかなり気に入っており、Cloud Functionsを中心によく利用しています。しかし、色々と利用しているとテスト用のプロジェクトや利用しなくなったプロジェクトなど、不要なプロジェクトが溜まってきます。私も不要なプロジェクトが溜まってきたため、今回整理しようと思い立ち、不要なプロジェクトを順次削除していたのですが、下記のようなエラーに遭遇しました。
Dialogflowの「リーエン」を削除しないとこのプロジェクトも削除できないというエラー表示です。「詳細」のリンクはこちらで、「リーエンを削除」をクリックするとDialogflowのページへと遷移します。
「リーエン」を削除すれば良いということはよくわかるのですが、該当のページを見てもよくわからず、四苦八苦しましたが、概ねの理由がわかったので、今回記事にしました。
結論としては、「リーエン」は、単純なミスでプロジェクトが消えないようにするためのプロジェクト保護用の設定のことで、この「リーエン」を設定することでこれが削除されるまでそのプロジェクトも消すことができないようにすることができます。そして、Dialogflowで新しいAgentを作成すると、並行してGCPのプロジェクトが作成されるようですが、その際この「リーエン」が自動で設定されていることが今回、削除実行時にエラーが出た理由のようです。
実際にDialogflowのAgentの設定ページを見ると次のようにGCPのプロジェクトが紐付けられていますが、これは私が意図的に設定したものではないので(うる覚えですが…)、このGCPのプロジェクトを消すにはまずはこの紐づいたDialogflowのAgentを消す必要があるようです。
Dialogflowは少し前までよく触っていたので、大体合点がいきました。この不測のエラーに遭遇したことで「リーエン」という今まで知らなかったGCPの機能を知ることができ、非常に勉強になりました。「リーエン」についてより詳しく知りたい方は上記のリンク先を参照下さい。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。読んで頂き、ありがとうございました。