前回の記事の続きになります。
今回は、通貨の種類についてです。実は、この点はブログ記事の中でも特に充実している分野ですので、今回の投稿はさらっと書いています。
仮想通貨の保管方法
仮想通貨のの主な保管方法には、以下があります。
- 取引所
- ウェブウォレット
- ソフトウォレット
- ハードウォレット
- ペーパーウォレット
また、オンラインにつながっているかどうかという切り口では、次の区分けがあります。
- コールドウォレット・・・オフラインでの保管
- ホットウォレット・・・オンラインでの保管
以下、最初の区分けに沿ってそれぞれリスクやメリットなどについて説明していきます。
1. 取引所
取引所への保管とは、今回のコインチェックの事例のように、取引所のウォレットに置いておく方法です。下記を見てもわかるように、一般的なリスクに加え、企業リスクの影響も受けやすい保管方法になります。
[メリット]
- 取引所に管理を一存できる
- 通貨の移動の手間なく、取引がすぐにできる(法定通貨への換金も可能)
[リスク]
- 倒産リスク・・・マウントゴックス、韓国の取引所
- ハッキングリスク・・・マウントゴックス、bitfinex、コインチェック
- 企業リスク全般に関わる・・・従業員などによる持ち逃げ、情報漏洩
(デメリット)企業がどのように管理しているか不透明
2. ウェブウォレット
ウェブウォレットは、その名の通りウェブ上のウォレットに置いておく方法です。イメージしやすいと思いますが、24時間ハッキングリスクがつきまといます。
[メリット]
- ウォレットの作成が簡単
- インターネット接続があれば、いつでも取引できる
[リスク]
- ハッキングリスク
- フィッシング詐欺(全くサイト構成が同じな詐欺サイトへの誘導)
- 偽物ウォレットをつかまされる(Apple storeなどで売られている)
3. ソフトウォレット
ソフトウォレットは、自分のPCやモバイルなどのデバイス上にウェレットをダウンロードし、そこで利用する方法です。オンライン環境の有無は、PCの環境に依存します。
[メリット]
- ID、パスワード、秘密鍵がサーバーに送られない
- PoS型ではマイニング報酬を得られるものもある
[リスク]
- パソコン自体のハッキング、ウィルス感染
- パソコンの破損リスク
4. ハードウォレット
ハードウェアウォレットは、USBなどの外部媒体に保存しておくほう方法です。保存媒体が紛失したり、破損したりしても、パスフレーズで復旧できるものが多いようです。
[メリット]
- 完全オフラインのため、ハッキングリスクなどがない
[リスク]
- 物理デバイス、またはパスフレーズの紛失
5. ペーパーウォレット
ペーパーウォレットは、紙などにアドレスから生成したQRコードなどを打ち込み、そこに保存しておく方法です。
[メリット]
- 完全オフラインのため、高額管理に向いている
- ハッキングの恐れがない
[リスク]
- ペーパーの紛失、消失リスク
保管方法についてのまとめ
保管方法は、色々とありますが、共通するリスクとしてアクセス情報の紛失があります。アクセス情報は、ウェブサイトならIDやパスワード、ソフトウェアウォレットならパスフレーズ、ハードウォレットなら保管しているハードといったところです。色々なサイトに書いていましたが、一つの方法に固執するのではなく、自分の行動パターンや環境に合わせ、複数の方法をうまく採用していくのが良いと思います。
まとめ
自分で調べてみることで、様々な保管方法がわかり、非常に勉強になりました。特に仕組みのところは、用語はなんとなく聞いたことはあっても、実際のところはよくわかっていなかったので、この機会に理解が深まり良かったと思います。個人的にはソフトウェアウォレットを利用したいなと思っていたのですが、今使っているMacBook Proの調子が良くなく、復元ができるのかずっと不思議に思っていました。そういった中で、今回調べたことで、復元ができる場合もあるとわかり、今後利用していきたいなと思っています。
個人的には、取引所への保管もまたリスクであるというのは、分散型を特徴としている仮想通貨らしいなと今は感じています。分散型だからこその自分に跳ね返ってくる責任。この辺は、僕ももっと考えていかなきゃなと思います。